老舗メゾンゴッセのマネージャーと共にマリアージュ体験

老舗メゾン”ゴッセ”のエリアエキスポート・マネージャーであるカリナさんが来日。

ゴッセのスペシャリストであり、家庭では料理上手のマダムでもあるカリナさん。多忙なスケジュールの合間を縫って、日本の家庭料理とゴッセのマリアージュ体験に挑戦していただきました。

馴染み深い一品料理から蕎麦まで幅広い組み合わせをご用意しました。

馴染み深い家庭料理とのマリアージュ

まずはビールのおつまみの定番『枝豆』。

カリナさん「シャンパーニュには生野菜よりも調理したものの方が合わせやすいです。その点、枝豆は茹でているから相性が良いですね。軽快なエクセレンス・ブリュットとマッチしています。」

よく冷やして軽く塩をした、シンプルな『冷やしトマト』とは？

カリナさん「生の野菜とのマリアージュは、青臭さが気になる場合があります。このトマトも少し難しいかもしれないですね。」少しあっさりめのタイプよりも、糖度の高いトマトの方が合わせやすいようです。全員で色々と試した結果、ロゼと好相性でした。

では生野菜のサラダとシャンパーニュは合わせない方が良いですか？

カリナさん「コクのあるものをプラスすれば大丈夫ですよ。例えば煮詰めたソースをかけたり、生ハムを添えてみたり。ゴマ油たっぷりの韓国風サラダなど油の風味を足しても良いですね。」

続いて『ちくわの磯辺揚げ』が登場。一口食べて「美味しい！」と笑顔を見せたカリナさん。フランスではまず馴染みのない一品との相性は？

カリナさん「エクセレンス・ブリュットはもちろんピッタリですが、この油で揚げた風味は、もう少し力強いグラン・レゼルヴにも合いますね。」

日本のソウルフードとも呼ぶべき『だし巻き玉子』とゴッセ。

カリナさん「魚の出汁を感じますね。それに玉子のコクや味わいの厚みがあるので、ブラン・ド・ブランがベストマッチ！」

フランスでは”鰹だし”のようなものはありますか？

カリナさん「フランスで魚介を使った出汁と言えば、”オマール”が代表的。鰹だしのような純粋な魚の出汁は無いです。あと料理に欠かせないのがお肉や野菜のブイヨンですね。」 カリナさん自身も野菜のブイヨンをたくさん作り、小分けしてから冷凍保存。料理をする際に色々と重宝しているそうです。

カラッと揚がった『野菜の天ぷら』。「mélanger？（混ぜるの？）」と興味深そうに天つゆに大根おろしを混ぜてから、試食。

カリナさん「ブラン・ド・ブランにロゼ、グラン・レゼルヴ・・・。どのキュヴェでも間違いないですね。よく合いますよ。」

揚げ物が続きますが、『鶏の唐揚げ』へと挑戦していただきます。海外の方にも鶏の唐揚げは好評だそうですが、どのようなマリアージュがベストでしょうか？

カリナさん「お肉にしっかりと味が付いていますよね。味わいの強いお料理には、強い酒質のキュヴェが良いです。熟成感を楽しめるミレジムはまさに最適！」

最後に『蕎麦』との相性について。カリナさんが食べたのは、ざる蕎麦とイクラをのせた冷たい蕎麦。蕎麦の独特の香りをフュメ香と表現されたのが印象的です。

カリナさん「このフュメ香がシャンパーニュと相性抜群。あらゆるキュヴェとマッチしますね。このイクラ入りの蕎麦はロゼにとても合います。」

再リリースとなった限定キュヴェについて

亡きジャン・ピエール・マレネ氏が1999年にティラージュ、180ヶ月熟成させた希少キュヴェ”キャーンザン・ド・カーヴ・ミニマ・ブリュット”。 昨年大好評のうちに完売となってしまいましたが、先日限定数が再リリースされ、日本へも入港してきました。

”キャーンザン・ド・カーヴ・ミニマ・ブリュット”と今日のメニューの相性はいかがでしょうか？

カリナさん「キャーンザンは力強く、骨格もしっかりとしています。すべての要素が豊かに楽しめるスタイルですので、今日のお料理にはこのキュヴェの方が勝ってしまいます。和食なら、鰻とマッチしそうですね。鰻の焼けた香りや脂のボリューム感が絶対合うと思います！」

今回の企画に快く応じてくださったカリナさんは、中国に住んでいた事もあり、アジア圏への造詣が深い方でした。 カリナさん「中国に住んでみて、その地域に合ったテイスティングコメントをしなければならないと感じました。」

ゴッセのラインナップを揃えていただくと、あらゆる料理とのマリアージュが実現します。 フレンチやイタリアンなどの特別なお食事にはもちろん、慣れ親しんだ普段のお食事にも是非、ゴッセを合わせてみてください。思いがけない発見があるかもしれません。