シャンパーニュ協同組合のトップ・ブランド

1916年にエペルネのワイン商が独自のシャンパーニュ・ブランドを立ち上げます。第一次世界大戦初期の対ドイツ戦線でフランス軍を勝利へと導いた英雄、エドゥアール・ド・カステルノー将軍へのオマージュとしてその名をブランドネームに選びました。

それから約100年、4つのファミリーにより受け継がれてきましたが、2003年に”シャンパーニュ協同組合(CRVC)”に加盟。ランス拠点のシャンパーニュ小規模農家の協同組合(CRVC)は、現在750軒を超える加盟農家を抱え、150以上のクリュ、900haもの面積に広がっています。

CRVCの中でもトップ・ブランドを誇るカステルノーは、自社の加盟農家のブドウのみを使用するため、実質”レコルタン・マニピュラン”とも言い得るメゾンです。

長期瓶内熟成

元来CRVC生え抜きの醸造家であったエリザベート・サルスレ女史が、2003年の加盟以降〜2021年まで一貫してシェフ・ド・カーヴを務めていました。

スタンダード・キュヴェで6年以上、ミレジメに至っては10年超と、シャンパーニュの規定を大幅に超える長期瓶内熟成を経てリリースされ、その品質の高さが評価されています。

2021年半ばからは、サルスレ女史と共に長年働いてきた、カリーヌ・バイユルにシェフ・ド・カーヴのバトンが渡り、新たなスタートをきっています。

環境への配慮

カステルノーでは、フランスで最も厳しい環境プログラムとされている“Viticulture Durable”と“Haute Valeur Environmentale”の2つに署名をし、ブドウ栽培からボトル詰めに至るまで、持続可能な環境作りとしての適切なアプローチを採用しています。

生産プロセスにおいての低エネルギー化やボトルの軽量化、独自の廃棄物処理システムの開発など、常に環境へ配慮した取り組みを行っています。