一線を画す長期瓶内熟成

1916年にエペルネのワイン商が独自のシャンパーニュ・ブランドを立ち上げ、第一次世界大戦時の英雄エドゥアール・ド・カステルノー将軍へのオマージュとしてその名をブランドネームに選びました。

2003年に”シャンパーニュ協同組合(CRVC)”に加盟し、シェフ・ド・カーヴを務めるエリザベート・サルスレ女史指揮の元、スタンダードで6年以上、ミレジメに至っては10年超の長期瓶内熟成キュヴェを醸造。

2021年からは、長年サルスレ女史と共に働いてきた、カリーヌ・バイユルにシェフ・ド・カーヴのバトンが渡り、新たなスタートをきっています。

2006年は香りのシャンパーニュ

2006年はシャルドネの素晴らしさと広がりを際立たせる造りとなり、ピノ・ノワールが大きく包み込むような役割を担い、ヴィンテージの個性と相まって、最高の完成度となりました。

素晴らしい熟成を経たシャンパーニュにしか現れない「あの香り」がしっかりと堪能できるのは、良質なブドウと10年を超える熟成にこだわるカステルノーの変わらないスタンスが成し得たもので、現在あらゆる賞を総なめにしているシャンパーニュ。ドサージュは8g/Lです。

長期熟成によるグリルやトースト、ジンジャーブレッドの香ばしくて魅惑的で、思わず嗅ぎ続けたくなる香り。ストラクチャーではなく広がりのシャンパーニュです。泡のきめ細やかさも特筆に値し、それが味わいを押し広げ、余韻も非常に長く続きます。これは熟成の長さでしか体感できないシャンパーニュの醍醐味と言えるでしょう。