一線を画す長期瓶内熟成

1916年にエペルネのワイン商が独自のシャンパーニュ・ブランドを立ち上げ、第一次世界大戦時の英雄エドゥアール・ド・カステルノー将軍へのオマージュとしてその名をブランドネームに選びました。

2003年に”シャンパーニュ協同組合(CRVC)”に加盟し、シェフ・ド・カーヴを務めるエリザベート・サルスレ女史指揮の元、スタンダードで6年以上、ミレジメに至っては10年超の長期瓶内熟成キュヴェを醸造。

2021年からは、長年サルスレ女史と共に働いてきた、カリーヌ・バイユルにシェフ・ド・カーヴのバトンが渡り、新たなスタートをきっています。

カステルノーの新たな試み

2009年より始動したソレラシステムを用いて造られる新しいキュヴェは、十数年の時を経てようやくファースト・エディションがリリースされました。

キュヴェ名にはこのプロジェクトの発案者であるエリザベート・サルスレ女史のイニシャル"ES"と、最初の収穫年である2009年の"9"に、今回が新しいプロジェクトのスタート地点という意味合いをこめた"0"を表記し、次の作品に繋げていきます。 ドサージュは5g/Lです。

8年間タンクで寝かされた後にシャンパーニュに仕上げられたキュヴェで、独特の「風格」を備えた酒質となりました。「ソレラの成長」を見守ることができるこのキュヴェは、熟成にこだわるという実にカステルノーらしいアプローチと言えるでしょう。