2026.2月ルネ・ジョフロワが貫く「ラ・キュヴェ」へのこだわり
ルネ・ジョフロワが貫く「ラ・キュヴェ」へのこだわり
一番搾りのみが生み出すシャンパーニュの純粋な味わい

シャンパーニュの世界で「品質への妥協なき追求」を体現する生産者として名高いルネ・ジョフロワ。キュミエール村に拠点を構えるこの小規模なレコルタン・マニピュランが、なぜ多くのシャンパーニュ愛好家から絶大な支持を受けるのでしょうか。
その答えの一つが、「ラ・キュヴェ(一番搾り)のみ使用」という徹底したこだわりにあります。

シャンパーニュの品質を決定づけるプレス工程
シャンパーニュの製造において、プレス(圧搾)工程は最終的な品質を決定する極めて重要な段階です。収穫されたブドウから果汁を搾り取るこの工程では、圧力のかけ方と搾汁のタイミングによって、異なる品質の果汁が段階的に抽出されます。
ラ・キュヴェ(La Cuvée)
最高品質の一番搾り
ブドウ4,000kgから最初に得られる2,050リットルの果汁です。「テット・ド・キュヴェ」とも呼ばれるこの一番搾りは、最も純度が高く、糖度と酸のバランスに優れています。
プルミエール・タイユ
二番搾り
続いて得られる500リットルの果汁です。一番搾りと比較すると、タンニン分がやや多く、色素成分も若干含まれるため、白いシャンパーニュには好ましくない要素が増えます。
ドゥジエーム・タイユ
三番搾り(使用禁止)
現在では使用が禁止されている最後の搾汁部分です。品質的に劣るため、AOCシャンパーニュでの使用は認められていません。
ジョフロワが一番搾りのみにこだわる理由
1 純粋性の追求
ルネ・ジョフロワの現当主ジャン・パティスト・ジョフロワは、「シャンパーニュの本質的な味わいを表現するためには、最も純度の高い果汁のみを使用すべき」という哲学を持っています。ラ・キュヴェは果皮との接触が最も少ないため、雑味となる要素が極めて少なく、ブドウ本来の繊細さと複雑性を損なうことがありません。
2 酸のバランスの重要性
一番搾りは酒石酸とリンゴ酸のバランスが理想的で、特にジョフロワが採用する「マロラクティック発酵なし」の醸造法においては、この酸のバランスが極めて重要となります。二番搾りを混合すると、このデリケートな酸の構造が乱れ、長期熟成における味わいの発展に悪影響を与える可能性があります。
3 テロワールの純粋な表現
キュミエール村の優れたテロワール―抜群の日照量と石灰質土壌―を最も純粋に表現するためには、雑味のない一番搾りが不可欠だとジョフロワは考えています。二番搾り以降の果汁を使用することは、テロワールの個性をマスキングしてしまう恐れがあります。
一番搾りのみ使用がもたらす味わいの特徴
透明感と純粋性
ラ・キュヴェのみで造られたジョフロワのシャンパーニュは、類まれな透明感を持ちます。グラスに注がれた瞬間から感じられる清澄な輝きは、雑味成分を排除した結果です。
繊細で複雑なアロマ
一番搾りの純粋さにより、ブドウ品種本来のアロマが損なわれることなく表現されます。特にジョフロワが得意とするムニエ種の「すりおろしりんごのような風味」は、この純粋な果汁使用により際立って感じられます。
長期熟成ポテンシャル
雑味成分が少ないことで、長期間の瓶熟成において味わいが美しく発展します。タンニン分の少なさは、熟成過程での不要な変化を防ぎ、より洗練された味わいへの進化を可能にします。
品質へのコスト−選択の意味
一番搾りのみの使用は、単純計算で収量を約60%に削減することを意味します。4,000kgのブドウから通常であれば2,550リットルの果汁を得られるところを、2,050リットルに留めるこの選択は、経済的に大きな犠牲を伴います。
しかし、ジョフロワにとってこれは「品質に対する投資」です。小規模生産者として、量ではなく質で勝負するという明確な戦略の表れでもあります。年間生産量12万本という規模だからこそ可能な、贅沢な選択と言えるでしょう。
他生産者との差別化要因
シャンパーニュ業界では、多くの生産者が一番搾りと二番搾りを混合して使用しています。これは収量確保とコスト削減の観点から合理的な選択とされていますが、ジョフロワはあえてこの常識に背を向けています。
大手メゾンの中でも、最高級キュヴェに限って一番搾りのみを使用する例はありますが、スタンダード・キュヴェから一番搾りのみを使用するのは極めて稀です。この点において、ジョフロワのアプローチは業界内でも特異であり、品質へのこだわりの深さを物語っています。
樫樽発酵との相乗効果
ジョフロワのもう一つの特徴である樫樽発酵は、一番搾りの純粋な果汁と相まって独特の複雑性を生み出します。純度の高い果汁に樫の風味が加わることで、雑味のない洗練された樽香を得ることができます。これは二番搾りを含む果汁では実現困難な、繊細なバランスです。
品質への投資が生む唯一無二の味わい
ルネ・ジョフロワの「ラ・キュヴェのみ使用」というこだわりは、単なる製造手法ではなく、品質に対する哲学の表れです。コストと収量を犠牲にしてでも純粋性を追求するこの姿勢が、多くのシャンパーニュ愛好家を魅了し続ける理由なのです。

キュミエール村の豊かなテロワールと相まって、この一番搾りへのこだわりは、他では味わえない透明感と複雑性を併せ持つ、唯一無二のシャンパーニュを生み出しています。
グラスに注がれたジョフロワの泡立ちを見つめ、一番搾りのみが持つ純粋な輝きを感じてください。一口含めば、妥協のない品質への情熱が込められた、他にはない上質な味わいに出会えるはずです。
真の品質を求める愛好家にとって、ジョフロワのシャンパーニュが特別な存在である理由を、ぜひその舌でご確認ください。
【マチュザレム限定キュヴェ】ルネ・ジョフロワ キュミエール ピュルテ キュヴェ・エクラ・ディ・ヴァン
スタンダード・キュヴェのドサージュ量を極限まで抑え、ドサージュ0g/Lに仕上げた当店限定キュヴェ”エクラ・ディ・ヴァン”。
【マチュザレム限定キュヴェ】ルネ・ジョフロワ キュミエール ピュルテ キュヴェ・エクラ・ディ・ヴァン 3本セット
スタンダード・キュヴェのドサージュ量を極限まで抑え、ドサージュ0g/Lに仕上げた当店限定キュヴェ”エクラ・ディ・ヴァン”。
大地の豊かさを感じるドメーヌのスタンダード・キュヴェ。ムニエからくるすりおろしりんごの様な風味が特徴的。
ルネ・ジョフロワ キュミエール ロゼ・ド・セニエ 【ハーフボトル】
セ二エ方式で手間隙をかけて醸されたロゼ・シャンパーニュ。専門誌で軒並み高評価の実力派の一本です。
ルネ・ジョフロワ キュミエール アンプラント ブラン・ド・ノワール ブリュット 2017
キュミエール村の精髄を表現したピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワール。
ルネ・ジョフロワ キュミエール レ・ティエルソード ピノ・ムニエ ブリュットナチュール 2019
村の中央中腹部ベストパートから生まれるピノ・ムニエの究極系
ルネ・ジョフロワ レ・コリナルダン シャルドネ ブリュット・ナチュール 2019
400年の歴史を誇るシャンパーニュ・ジョフロワによる、グラン・クリュ「コルトン・シャルルマーニュ」に匹敵する偉大なシャルドネ。ダムリー村の急斜面で育つ樹齢30年以上のブドウを24ヶ月樽熟成、ドサージュゼロで仕上げた究極のブリュット・ナチュール。格調高い味わいです。
特別なヴィンテージにのみ醸されるトップ・フラッグシップ・キュヴェ。最古の区画から穫れたブドウを贅沢に使い、リッチで複雑なスタイルを表現。
ルネ・ジョフロワ プルミエ・クリュ・キュミエール “レ・ウートラン” コンプランテ・ブリュット・ナチュール
古典的混植「コンプランテ」とマグナム熟成が生む、単一畑・5品種からなるブリュット・ナチュールの究極シャンパーニュ。
ルネ・ジョフロワ キュミエール エクスプレッション ブリュット 【マグナム】
【年一度の入荷/マグナム】大地の豊かさを感じるドメーヌのスタンダード・キュヴェ。ムニエからくるすりおろしりんごの様な風味が特徴的。
営業日のご案内
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