シャンパーニュマルゲは1870年以来ぶどう栽培をしており、1905年からシャンパーニュを販売しています。 現在オーナーであり、栽培と醸造のマネージャーでもあるブノワ・マルゲは5代目にあたります。
ブノワ・マルゲはまだ若い生産者ですが、伝統と歴史に頼ることなく、シャンパーニュ造りの可能性を追求しています。革命的なエノロジストと呼ばれるエルヴェ・ジェスタンの指導の下、彼が提唱する理論に基き、恵まれた土地がもたらす最良の葡萄とテロワールに忠実なシャンパン造りですばらしい作品を送り出しています。

グランクリュで穫れたブドウのみを使用し、2年に及ぶ瓶内熟成を経た最上質のロゼ・シャンパーニュ。 ロゼでありながら、シャルドネの比率が最も多く、エレガントで活き活きとしたスタイルに仕上げられています。アンボネイは西側をブジー村（粘土質）、東側をトルパイユ村（冷涼・石灰石　優れたシャルドネの産地）に挟まれて位置しており、東側半分はシャルドネに適しており、マルゲは軽快な土壌をえらびシャルドネを植えており,アンボネイ村全体のピノ・ノワールを占める割合は82％ですが　マルゲは40％がシャルドネだといいます。アンボネイのテロワールを知り尽くしているからこそボリューム感と果実感のあるシャルドネが生まれます。

セニエ法で醸したロゼと赤ワインをシャルドネにブレンドする際　黒いガラスのグラスでティスティングすることで視覚情報に妨げられることなくアッサンブラージュの比率をきめ、自分の求めるロゼを造り上げています。

チャーミングな桃やベリーのアロマに感じるローストしたナッツのヒント。デリケートなムースで広がる爽やかなフルーツフレーバーと共にスパイスやオレンジピールのビターニュアンスが感じられます。エレガントなアタックに熟れた果実味とシャルドネ由来の上品ななめらかな酸味が見事に調和され余韻へと続きます。 アンボネイという土地を紹介したいと造られた渾身のロゼをお楽しみください。