大手メゾンながら家族経営を続けるドラピエファミリー

コート・デ・バール、ウルヴィル村に位置するドラピエ。
1808年よりこの地でシャンパーニュ造りを始めたドラピエは、現当主ミッシェルで8代目を迎えます。他の大手メゾンとは異なり、常に家族経営を続けている珍しいメゾン。

先代が自社畑比率を高め、ピノ・ノワールの栽培に特化。現当主ミッシェルは有機栽培を導入し、古代品種の復活にも取り組み、現在ドラピエでは7種全ての品種を栽培しています。

そこへミシェルの2人の息子と娘1人も加わり、ますます活性化するドラピエに注目です。

ピノ・グリ100％の新キュヴェ

”シャンパーニュを造るのに7種類のブドウ品種が認可されている事を知らない人が多すぎる”と現当主ミッシェルは語ります。ドラピエはシャンパーニュで最も多くピノ・グリを栽培しており、7品種のなかで最も個性的で、単一でも味わいがまとまりやすいのが特徴です。

トロ・アン・フォウは、2017年と2018年収穫のピノ・グリを約半分ずつ使用し、2019年にティラージュ。
PH3.55と酸度は低めですが、フェノールが豊富なため、爽やかに感じます。