94年にもおよぶ高樹齢から造られたブラン・ド・ブラン

1905年設立。「テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ」の会に新たな生産者として初めて入会を許された話題の生産者スエナン。現当主は元スポーツインストラクターという異例の経歴を持つ4代目のオレリアン・スェナン氏。

コート・デ・ブランのクラマン、シュイィ、オワリーとランスの西にあるマシフ・ド・サン・ティエリーに合計5haのブドウ畑を所有しています。

クラマンとシュイィの接点、その東側に位置するオワリーの区画「コクリュエット」。樹齢94年のシャルドネを自生酵母で発酵させ、澱とともに熟成。全体の55％はエッグ型の垂直式タンクを使用し、残りの45％は600リットルの木樽で熟成させています。
63ヵ月間の瓶内熟成の後、2018年11月2日にデゴルジュマン。ドサージュ2g/L、生産量1,849本です。

オワリーの土壌は固く痩せた石灰岩のため、樹齢の若いブドウの木からは硬質なワインができますが、樹齢の高い樹からはふくよかさを感じます。
このラ・コクリュエットは94年にもおよぶ高樹齢から造られ、華やかな果実味と硬質で重量感のある味わいの見事なバランス、オワリーの本質を端的に表現しています。