パルム・ドールとは、並外れた出来の良い年にしかつくられない、ニコラ・フィアットの実力と独創性を物語る高貴で質の高い逸品。

セラー・マスターであるジャン・ピエール・ヴァンサンのみがブレンドに携わり、スタイルを決定しています。最低8年の熟成を経てリリースされますが、今回は約10年熟成させ、より深遠な味わいとなっています。

2008年はブドウのコンディションが非常に良く、繊細で複雑なアロマを持ち、長期熟成のポテンシャルが高いワインが生まれました。ゆっくり時間をかけて熟成させることで、独特な洗練された風味をもたらすヴィンテージです。

爽やかなホワイトフルーツやドライアーモンド、アプリコットのアロマに、かすかに感じるスパイスのヒント。赤スグリと柑橘系果実のニュアンスから、フレッシュなピノ・ノワールとミネラルの風味へと移り変わり、チョークの香りとスモーキーさが見事に調和しています。

また、モングー産のシャルドネを5%加えることで、さらにトロピカルで豊満な個性を表現し、アロマに風格とまとまりをもたらしています。

濃密さと複雑さの中に端正で緻密な要素が織り込まれたピュアなプレステージ・シャンパーニュ。パルムドールのためだけに作られた特徴的なデザインボトルと共に記憶に残る鮮烈な一本です。