冷涼なシャンパーニュ地方において単一畑のみでキュヴェを造る事は難しく、アッサンブラージュをする生産者がまだまだ多いのが現状です。

日本でも有名なシャンパーニュの単一畑であるクリュッグの『クロ・ダンボネ』はモンターニュ・ド・ランス地区の銘醸地アンボネイにありますが、クルエの所有する『クロ・ド・ブージィ』もアンボネイと並ぶピノ・ノワールの名産地ブージィ村にあります。

特に優れたヴィンテージに限り生産される『ル・クロ』は、マグナムサイズ限定で僅か1500本のみの生産。現地市場でもまだほとんど出回っていない超希少品です。
ロバート・パーカー氏の右腕と言われたアントニオ・ガッローニ氏はピノ・ノワールの特徴が表現されたストラクチャーで、時間が経つと洋梨や花、スパイスやアニスの香りが漂う繊細なスタイル、と高評価を付与しています。

生産者コメントより
クロとは「神秘」です。クロという言葉は、その壁の内と外とを分ける定義であり、その内側にあるものは常に秘伝的です。いわば、神秘的な雰囲気を醸し出す女性的魅力をクロは持っています。偉大さとは、常に神秘を兼ね備えているものです。クロの魔法をお楽しみ下さい。