南部最大級の生産者組合

シャンパーニュ・シャルル・コランは1952年、コート・デ・バール地区の中心部に設立されたCM(コーペラティブ・マニピュラシオン)です。

志の高いヴィニュロン(ブドウ栽培者)が集まり、共に仕事をすることで、より高い品質を保証する目的で始まったプロジェクトで、現在では140以上のブドウ栽培者、330haを超えるブドウ畑を抱える、この地域で最も大きな生産者のひとつです。

このプロジェクトを活気づけ、構築していった人物がシャルル・コラン。彼の功績を称え、名称をシャンパーニュ・シャルル・コランとしました。

繊細なピノ・ノワールとフローラルなシャルドネ

330haの畑は、90％以上がピノ・ノワールで、残りの約10％はシャルドネが栽培されています。

コート・デ・バールは、現在ピノ・ノワールの供給地として大手メゾンにとって欠かせない地域ですが、モンターニュ・ド・ランスやヴァレ・ド・ラ・マルヌのピノ・ノワールのようなボディのしっかりしたタイプではなく、果実味がフレッシュで繊細なピノ・ノワールが収穫されます。

また、シャブリまで１時間の距離にあるため、シャブリと近い土壌(キンメリジャン)から生まれる高品質なシャルドネも近年注目されている地域です。

ヴィニュロン達は、このテロワールに愛着を持ち、リュット・レゾネを取り入れ、完璧なシャンパーニュを造ることに情熱を注いでいます。

組合がゆえの成せる技

最新の醸造設備が備わったシャンパーニュハウスを持ち、1本1本丁寧に栽培され、厳選されたブドウのみを醸造。特にミレジメは、一番搾り果汁の中でもさらに品質の高い、クール・ド・キュヴェを使用することからも、品質へのこだわりがうかがえます。

セラーにはワインメーカーの情熱・経験・知識の詰まった、約250万本のワインが寝かされており、通常は3年、上級キュヴェは5年の熟成期間を経て、フランス国内のみならず、ヨーロッパ各国、北米などへ出荷されます。