英国王室御用達メゾンとしても有名なポル・ロジェ社よりローラン・ダルクール社長が来社。

今回は3月30日公開の映画『ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男』にあわせて、ポル・ロジェ社とチャーチルの繋がり、そしてキュヴェチャーチルのこだわりをご紹介頂きます。

英国王室御用達の家族経営メゾン

ポル・ロジェは創立から家族経営を続ける独立したメゾン。現在は4代目・5代目のファミリーが経営に関わっています。

英国王室御用達として知られていますが、他にクリュッグ、ボランジェなど、わずか8つのメゾンだけが認定を受けており、これは大変な光栄な事だと言います。2011年ウィリアム王子の結婚式でオフィシャルシャンパーニュにも選ばれ話題となりました。

また、動瓶（ルミアージュ）専門の職人がいることでも知られ、4名の職人が全て手作業。7.5kmの地下カーヴで5〜6万本を毎日動瓶します。

ポル・ロジェとチャーチルのつながり

チャーチル自身がポル・ロジェを愛飲していた。彼にオマージュを敬して造られたキュヴェ。

当時、チャーチルがポル・ロジェのヴィンテージを購入していたレシートも現存しており、最良のヴィンテージを見極める舌を持っていたと言います。

また、所有する競馬用の馬にポル・ロジェと名付けるなど、長くに渡りメゾンとの深い繋がりが続きました。

その後、チャーチルが亡くなった1965年ヴィンテージからは、追悼の意味を込めてノンヴィンテージに黒い線を引いてイギリスに出荷するようになり、1975年まで10年間続きました。

チャーチルが好んだ偉大なヴィンテージを再現するキュヴェ

チャーチルの死後10年が経って、彼へのオマージュを込めた「キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチル」を造ることになりました。

キュヴェのスタイルは、チャーチルが好んだ偉大なヴィンテージ。1934年や1937年、1947年のようなフルボディで力強く、しっかり熟成した味わい。グラン・クリュのブドウのみを使用し、さらにチャーチルが生きていた時代に実際に使われたグラン・クリュのみに限定されます。

そして、ヴィンテージが造られる時はチャーチル家の方と試飲し、許可を得てから90カ国に出荷されます。ヴィンテージ2006年は、16ヴィンテージ目。

映画にも描かれるポル・ロジェとの関係

そして今回、アカデミー賞でゲイリー・オールドマンが主演男優賞をとった映画『ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男』でもポル・ロジェが登場します。

チャーチルは、1928年ヴィンテージを好んで飲んでいたため、映画用に1928年のラベルを貼ったボトルを用意して送りました。 映画でも何度も登場し、ポル・ロジェとの関係が描かれています。

特に、チャーチルが首相に任命されたシーン。記者に囲まれた、これからの予定を聞かれる場面で「ポル・ロジェのグラスを一杯飲むことだけだ。」と答えるシーンがあるといいます。 英語ではポル・ロジェと言っているそうですので、ご覧になる際はぜひ注目してみてください。

「最良の物をいとも簡単に好む」と自称するチャーチルが愛したポル・ロジェ ヴィンテージ。その味わいを「キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチル」でお確かめください。

c 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
3月30日（金）TOHOシネマズ シャンテ他全国公開