グランクリュ・アヴィズに本拠を構えるピエール・カロは、名門ボランジェに栽培する3分の1のブドウを提供するグローワー。さらにボランジェ所有の0.6haの区画の栽培も任されています。
その卓越した技術から、アヴィズにおいてジャック・セロスと肩を並べる実力の持ち主と称される知る人ぞ知る存在です。

アヴィズ村の丘の上、真東に向いたわずか0.07haの単一畑で栽培される平均樹齢45年のシャルドネを100％。年産僅か700本、ドメーヌのフラッグシップ・シャンパーニュが"クロ・ジャカン"です。 力強さとフィネスを兼ね備えた極上のブラン・ド・ブランに仕上げられています。

シュール・リーの状態で12ヶ月間置いておいたベースワインをマロラクティック発酵。その後18ヶ月の熟成をさせています。
レモンピールやリンゴのアロマにヴァニラ、スパイスなどの複雑なヒント、ほのかにスモーキーさも加わります。たっぷりとした果実味がきめ細やかな質感で広がり、繊細な酸やミネラリティなど緻密な要素が旨味を感じさせます。
長く続く余韻に、この偉大なシャンパーニュの品格とスケールの大きさが表れているようです。