30年の経験を持つ銘醸アイ村の”新人”

シャンパーニュ最高峰とされるピノ・ノワールの銘醸地”アイ村”。この地の名家、ゴセ家の末裔であるクリスチャン・ゴセ氏は四半世紀以上に渡り、兄ミシェルと共にゴセ家に500年以上受け継がれる伝統と至高の畑を耕し、シャンパーニュ・ゴセ・ブラバンを率いてきたヴィニュロンです。

クリスチャン氏は2015年、兄と袂を分かつ事となり、当時50歳で独立を決意。半分にあたる5haの畑を相続し、”30年の経験を持つ若き新人”と自らを名乗り、シャンパーニュ・クリスチャン・ゴセとして再スタートを切ります。

ゴセ・ブラバンの伝統的なスタイルを踏襲しつつも、改良を加え、極力ナチュラル、緻密に、樽を積極的に用います。

設立当初の2年間は同じアイ村に拠点を構える友人、シャンパーニュ・ルネ・ジョフロワの当主ジャン・バティスト・ジョフロワ氏のセラー設備を間借りして造られていました。

新たなチャレンジのスタートの第三章

”新たなチャレンジのスタート”「A01」「A02」に続く第二章の「A03」は、「A01」「A02」と同様に良い素材をもとに細部までこだわり丁寧に造られた事が窺い知れる、緻密で躍動感のある味わいです。

2018年ベースで、ゴセ・ブラバンからのヴァン・ド・レゼルヴを40％使用。アイ村のピノ・ノワール85％、シュイィ村のシャルドネ15％から成り、ドザージュは2g/L。

アイ村の特徴を表現するという哲学はゴセ・ブラバンと変わらないものの、クラシカルで重厚なスタイルであるゴセ・ブラバンに対し、クリスチャン・ゴセは鮮明で洗練されたスタイルが特徴的です。