ピュアでリッチなスタイルが魅力のカザル家

コート・デ・ブラン地区に2つのグランクリュとその周辺のプルミエクリュ、合わせて約9haの畑を所有する1897年創業のRM、クロード・カザル。

ル・メニル・シュール・オジェ村の存在感ある酸とミネラル、オジェ村の明るく柔らかな果実が絶妙なバランスで調和し、カザル家のピュアでリッチなスタイルを生み出しています。

ボランジェやルイ・ロデレールなどの大手メゾンにブドウを供給しており、ブドウのプレスから醸造までも一任されるほど、傑出した力量を持った生産者で、「RMのお手本のようなシャンパーニュ」と評されるほど、品質の高いブドウ造り、シャンパーニュ造りが代々受け継がれています。

オジェのクロ特有の高い熟度を感じるクロ・シャンパーニュ

オジェ村の丘の麓に位置するクロ・カザルは、シャンパーニュの希少なクロの中でも数少ないグラン・クリュのクロです。その名の通り壁に囲まれているため、周囲の畑よりも暖かく、ブドウの糖度は他の畑よりも1度高くなり、オジェの豊かな果実を更に引き立てる特別な畑となっています。

1995年に初めて造られたこのトップ・キュヴェは、クロ・カザルのなかでも1950年代に植樹された古樹の区画のみから造られ、クロ・デュ・メニルやクロ・デ・ゴワセと同じ、数少ないクロの単一畑のシャンパーニュです。

待望の新ヴィンテージ クロ・カザル2014は、ベースワインの一部は樽で発酵、瓶内熟成期間は8年(約96ヵ月)にも及び、ドサージュは2g/Lです。

華やかで広がりのある熟度の高い果実味に加え、古樹の深みや緻密さが備っています。豊満なオジェの魅力にフィネスが加わった偉大なグラン・クリュのクロ・シャンパーニュです。
『死ぬ前に飲むべき1001ワイン』や『119本の偉大なブラン・ド・ブランのシャンパーニュ』などの専門書にも取り上げられています。