ヴェルテュを中心にアヴィズやクラマン、アイといった名立たる銘醸地を含む11haの自社畑で、収穫されるブドウの約半分を大手メゾンに供給するドワイヤール。厳格なビオディナミを実践しながら、選び抜いた最上質のブドウで自らのシャンパーニュを生み出します。

"クロ・ド・ラベイ"で使用されるシャルドネは粘土石灰質土壌の小さな区画で1956年に植栽されたもの。貴重な古樹のブドウを更に低収量で収穫し、第一搾汁のみで醸される贅を極めたヴィンテージ・シャンパーニュです。

マロラクティック発酵は行わず、ブルゴーニュ樽で熟成させています。ドサージュは3.5g/l。甘く熟した果実の香りはミネラリティや、バニラ、ブリオッシュのノートも感じさせます。アタックは力強く、シトラスやアプリコットのフレーバー、チョーキーなニュアンスを含んだ複雑なフルボディ・スタイルが口の中でクリーミーなテクスチャーへと変化します。

流通量が少ないドワイヤールのシャンパーニュの中でも年間生産量1,500本と特に希少なキュヴェ。味わった瞬間から圧倒的なクオリティの高さを感じ、深く心に刻まれる一本です。