1980年から続くソレラによるシャンパーニュ

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸、ダムリー村に1750年から続くドメーヌ。2010年に世代交代し、パリのクリュッグやロンドンのワインショップで販売やマーケティングにも携わり、グローバルスキルを身につけたバスティアン・パプルーが、意欲的で野心的なシャンパーニュ造りを始め、一躍脚光を集めています。

グートルブ＝ブイヨ最大の特徴は1980年から現在までに亘り、毎年丹念に継ぎ足されてきたソレラシステム。 ドメーヌのスタンダード・キュヴェのシャンパーニュは全て、このソレラのリザーヴワインをベースに醸造されています。

このため、そのスタイルは「熟成感」と「フレッシュ感」との絶妙なバランスにあります。 「極端に若すぎず、また極端に古過ぎない」この卓越したバランスが最大の個性と言えるでしょう。

ドメーヌのソレラ哲学が凝縮した看板キュヴェ

1980年から2016年までの37ヴィンテージをソレラでストックしたリザーヴワイン1/3,2016ヴィンテージのワイン1/3,2017ヴィンテージのワイン1/3をブレンドされたキュヴェ。
ルフレ・ド・リヴィエールは、ダムリー村がかつて、ヴァン・ド・リヴィエール(河のワイン)と呼ばれていたことに加え、河に反射(ルフレ)する太陽の光が自然とあらゆるの要素を与えてくれるよう願いを込めて名付けられました。

マロラクティック発酵は施さず、マチュラション・シュール・リーの期間は25ヵ月。ドサージュ8ｇ/L。
2018年7月にティラージュ。2020年9月29日にデゴルジュマン。

フレッシュ感と熟成のポテンシャルを併せ持つ

洋梨や桃などの白い果物の柔らかいアロマにフレッシュでしなやかなアタックの後、酸のバックボーンにドサージュの柔らかさが感じられます。全体として非常にバランスが取れ、上品で流れるようにスムーズ温かなテクスチャーにムニエの果実味とシャルドネのフィネスが見事に表現されています。

すりおろしたリンゴの風味が広がりフィニッシュにはレモンや柑橘類のアロマが調和し、リフレッシュ感を与えてくれる長い余韻が印象的です。アペリティフとして最適。オリーヴオイルとレモンを添えた帆立貝のカルパッチョなどの料理にも良く合います。