自然体が美しいマダムが表現するテロワール

コート・ド・セザンヌのアルマン村でジェラール・ドゥロング氏によって1966年に設立されました。当時は協同組合にブドウを供給するブドウ農家でしたが、1980年より元詰めを始め、2002年には娘のマルレーヌ氏が参加し、現在当主を務めています。

コート・ド・セザンヌの3つの村に5.30haの畑を持ち、平均樹齢10〜40年のブドウが植わっています。それぞれが粘土質、石灰質、砂質など多様な土壌であることが、ドゥロングのブドウ栽培に大きな利点をもたらしています。

信念は"エスプリ・ナチュール"

自然体の美しさが魅力的な当主マルレーヌ氏。そのライフスタイルからワイン造りの端々にまで彼女の"エスプリ・ナチュール"が感じられます。自然や生態系の尊重、共存を目指しながらブドウを栽培し、できるだけ人の手を介入させることなく、自然でありのままのブドウを豊かに個性的に表現するワイン造りを目指しています。

2015年には、環境に配慮した、持続可能な栽培法を取り入れ、OCACIAの認可を受け、2016年からはビオロジック栽培にも着手しています。

地元愛にあふれたシャンパーニュ

醸造には自生酵母を使い、マロラクティック発酵には自身のドメーヌで冷蔵保存している澱を使用し、自然な温度で約8ヶ月かけて完了させます。

また、ドサージュにも自社のブドウをベースとしたリキュールを使用するなど、ドメーヌとその近辺で作られたものにこだわり、地元セザンヌへの愛着を感じるシャンパーニュが造られています。