「アルチザン」と「サステナビリティ」

1912年にエペルネ近郊のダムリー村に「J・ド・テルモン」として創業。4代目にあたるベルトラン・ロピタルは、テロワールへの敬意を貫くため、環境保護に向けて取り組み、2022年時点で収穫するブドウの83％がオーガニック認証を受けています。

2021年に「メゾン・テルモン」と改名し、「アルチザン」と「サステナビリティ」という2つの大きな柱から成る哲学をもとに、独自のスタイルを貫いています。

「最良の包装とは包装しないことである」という信念のもと、ギフトボックスを廃止。ボトルは再生ガラスを使用し、各ボトルにシリアル番号をつけ、ラベルにはワインの詳細な組成と製造方法が記載されています。

ブラン・ド・ノワール

繊細で魅惑的なピノ・ノワールとムニエをブレンド。2015年は暑く乾燥した夏に続き、晩秋には穏やかな気候に恵まれ、両品種ともにとりわけよい出来となりました。

美しく調和のとれたこのシャンパーニュは、柑橘類を基調とした心地よいクリスピーさに、赤系ベリーの香りが重なります。さらに、メレンゲやアーモンドドラジェのような官能的なニュアンスが優美に広がり、黒系スパイスやカルダモン、バニラ、カラメルがアクセントとなって赤系フルーツの豊かなシンフォニーを奏でます。味わうたびに感情を呼び覚ます、甘美で魅惑的な1本です。

カーヴでの熟成7年。2023年デゴルジュマン。ドサージュ7.6g/L。