ピノ・ノワールの多様なスタイルと解釈

2020年にファーストエディションがリリースされた
’’PNコレクション’’。
ボランジェが確立してきた伝説とも言える独特なスタイルを継承するためのこの新しいコレクションは、ボランジェスタイルの重要な柱であるピノ・ノワールの多様な表現を追求し、毎年異なるテロワールのエディションが発表されます。

PNコレクション6作目“Tauxière“

シリーズ6作目となる’’PN TX20’’は、モンターニュ・ド・ランスの南西斜面に位置する畑、“トーシエール（Tauxière）”の名が付けられました。

良好な陽当たりとチョークと粘土が混ざり合った独特な土壌の恩恵を受け、ワインにフレッシュ感、エレガンス、アロマの複雑さを与えています。その他のクリュとしてアイ(Aÿ)、アヴネイ（Avenay）のピノ・ノワールも使用。

ベースワインは2020年ヴィンテージで、最も古いヴィンテージは2008年と2012年を25％以上使用するという初の試みを行っています。

一番搾りのみを使用し、天然コルクで栓をした瓶内でシャンパーニュで定められた熟成期間の2倍以上の長さをかけて熟成される非常に贅沢なシャンパーニュです。ドサージュは8g/L。

フレッシュな柑橘類とレモンの香りで始まり、白い核果、桃、カリンのアロマが続きます。フィニッシュは、ほのかなミネラルと火打石のニュアンスで引き立てられます。味わいは初めにレッドカラントと繊細なフレッシュさを感じます。その後、美しいふくよかさ、深みを感じ、煮こんだ果実のデリケートなタッチがさらに複雑さをもたらします。美しく長い余韻にすべてが集約されています。

熟成ポテンシャルがあり、セラーにてさらに熟成させることも可能ですが、すぐにでもおいしく楽しめます。

シャンパーニュ地方のピノ・ノワールを探求したいワイン愛好家におすすめのPNコレクション。独特なスタイルとアロマを引き立たせるために10〜11℃でのサーブをおすすめします。