新世代の女性グローワー

マルヌ右岸の小さな村、ラ・ヌヴィル・オー・ラリス村に本拠を置くマチルド・サヴォイ。 2017年に家業に参画し、すぐに協同同組合から離脱。畑もビオロジックに転換し、 2019年から自身の名義でのシャンパーニュの醸造に着手しています。

この村で元詰めをしているグローワーおらず、村の中にもブドウ畑はごく僅か。マチルドは隣村に3.5haの畑を所有し、その9割がムニエ。 ムニエ品種の可能性と潜在性を信じるマチルドは、デビューからムニエ100%のキュヴェで勝負を掛け、既にヨーロッパで好評を博しています。

記念すべきデビュー作

キュシュリー村にある樹齢50年のリューディ“レ・シャプルリ”のムニエ50％と、 バリュー・スー・シャティヨンにある樹齢15年のリューディ“ラ・ロジュ・デ・ヴィーニュ”のムニエ50％をアッサンブラージュ。

ステンレスタンクで発酵後、マロラクティック発酵は行わず、引き続きタンクで熟成。2020年ベースは2021年2月にティラージュし、瓶内二次発酵とマチュラシオン・シュール・リー。 ルミュアージュを手動で行い、2022年8月にデゴルジュマン。
ドサージュは3g/L、総生産量1,500本。

白い果肉の果物やイエローフルーツ、繊細な白い花などの複雑な香りが広がり、フレッシュでまろやかなアタック。緊張感のある口中には白い果物のニュアンスが感じられます。