エペルネ近郊のダムリィ村において、1920年より一貫して品質にこだわり家族経営を貫くルノーブル家。
4代目の現当主の一人アントワーヌは化学エンジニアの経験を持ち、その知識をシャンパーニュ造りに活かしています。アントワーヌとアンヌ兄妹が引き継いだ1990年代以降、ルノーブルは手間暇を惜しまず、様々な改良を重ねました。
現在では世界でも著名なソムリエが認める一流の造り手としてその名を馳せています。

マグナムボトルを使う新製法MAG［マグ］

今までの木樽・ステンレスタンクに追加して“マグナムボトル"でリザーヴワインを保存することを2010年に発案。熟成を経て2018年に新発売となりました。

フレッシュ感、若々しさがあり、それでいて複雑味を犠牲にしない製法です。

ただし、一本ずつボトルを開栓する作業を繰り返すとても大変な作業であるため、現在はボランジェ社とルノーブルの2社のみが実践する希少な製法です。

さらにフレッシュで繊細になった新しいスタンダード・キュヴェ

30%使われるシャルドネは全てグラン・クリュ「シュイィ」、ピノ・ノワールは「ビスイユ」、ムニエは「ダムリー」を使用し、バランス良くブレンド。トラディショナルで完璧なまでに調和のとれたルノーブルの実力の高さを感じる事が出来るスタンダードキュヴェ　アンタンスが新たな製法MAGによって更に進化を遂げています。MAG14から始まった新製法はノン・マロラクティックの比率を高め、複雑で、酸化寄りの造りでもフレッシュさを残すように大きく変化しています。

深く輝くゴールドの色調からまず香るのはリンゴや梨のアロマ。しばらくすると柑橘類やドライフルーツ、ブリオッシュのノートが続きます。軽やかでフレッシュな口当たりで熟したフルーツフレーバーが広がりますが、ほのかにシトラスやミネラルのニュアンスが感じられ、深みのあるスタイルを形成しています。

メゾンのオススメはフルートグラスではなく、大きめのブルゴーニュグラスで楽しむ事。滑らかなテクスチャーと奥行きのある味わいを一体感を持って味わっていただけます。