1884年から家族経営にこだわるメゾンのスタンダード・キュヴェ

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の恵み豊かな地ディジー村で、1884年から続くポール・ベルトロー。
グランクリュ、プルミエクリュを含めて16haの自社畑を所有し、リュットレゾネ（減農薬栽培）を採用しています。行政上はNMの形態をとっていますが、全ての工程を家族で行っており、事実上はRM（レコルタン・マニピュラン）のメゾンです。

ベルトローのシャンパーニュの素晴らしいところは、スタンダード・キュヴェもボトル熟成期間が長く、3年を大きく超えていることにあります。現在販売しているレゼルヴは2007年、もしくは2008年がメインになっており、味わいに旨みがたっぷり感じられ、飲み応えがある仕上がりになっています。

はちみつやミント、りんご、洋ナシ、アニス香などの香りが広がり、よく熟成したワインと控えめなドサージュ から、豊かな香りがもたらすフィネスと、しっかりした構成に魅了されます。なめらかでバランスが良い一品。