ピノ・ノワールから造られるドメーヌ唯一のロゼ

家業へ参画する前にボルドーで研鑽を積んだ現当主ジョルジュ・レミは、赤ワイン造りに強い関心を持ち、シャンパーニュよりも先にコトー・シャンプノワからワイン造りをスタートした異色の経歴の持ち主です。

レ・ヴォダヤン・ロゼは、ブジー村にあるリュー・ディ『ヴォダヤン』で栽培されたピノ・ノワールから造られるドメーヌ唯一のロゼ・シャンパーニュです。

2019年に収穫した白用のピノ・ノワールに、2018年収穫の赤用のピノ・ノワールをアッサンブラージュしています。SO2は圧搾の際に必要最低限を添加。野生酵母のみで、ブドウ以外には何も加えず、樽で発酵します。マロラクティック発酵は自然に実施。

2022年6月デゴルジュマン。ドサージュはゼロ。生産量970本。
2021年3月時点のSO2トータルは10mg /L以下。（検出限界値）

ドメーヌの大黒柱とも言える南南東向き斜面中腹の表土の薄いリュー・ディ『ヴォダヤン』。赤い果実やドライトマト、オレンジの皮などのニュアンスがあり、泡はきめ細かくクリーミィ。重心の低いストラクチャーに、樽のヒント。熟成によるハーモニーが生まれ、精巧でエレガントなロゼに仕上がっています。