シャンパーニュの歴史を語る上で欠かせないのがグランクリュ・シルリー。村の大部分を大手メゾンが所有しており、レコルタン・マニピュランとして居を構えるのはフランソワ・スコンデのみ。
シルリーのブドウだけで生み出される彼のシャンパーニュは、クリーンな果実味にしなやかさを備えています。

スコンデ流、ピノ・ノワール100％で仕上げた色鮮やかなロゼ・シャンパーニュ。
赤ワインを造る工程で一部果汁を抜くセニエ方式で醸造、仕上げの調整にシルリー・ルージュ（シルリー産赤ワイン）をブレンドしています。24ヶ月の熟成、ドサージュは8g/l。

イチゴやラズベリーの新鮮なアロマに、オレンジピールやミネラリティのヒントを感じる華やかな香り。きめ細やかなムースがクリーミーな口当たりを実現し、滑らかに広がる果実の甘みと爽やかな酸が程良いボリューム感を醸し出しています。

繊細で柔らかなファーストインプレッションから、優雅なコクが芯の強さを感じさせてくれる秀逸な一本です。