ビオディナミで造るノン・ドゼで注目を浴びるRM

ピノ・ノワールの銘醸地として名高いモンターニュ・ド・ランス地区にありながら、シャルドネの名産地である孤高のプルミエ・クリュ、トレパイユ村に本拠地を置くRMのダヴィッド・レクラパール。メゾンを引き継ぐと同時にビオディナミへと移行し、全キュヴェ単一年、ノン・ドザージュで造られています。

ヴィンテージ表記はありませんが、バックラベルの「L.V」のあとの２ケタの数字が収穫年を示しています。

”媚薬”を意味するラフロディズィアック

このキュヴェは、石灰質土壌のシャルドネ80％に、粘土質土壌のピノ・ノワールを20％ブレンド。ブルゴーニュのドメーヌ・ルフレーヴの古樽で熟成させます。

アプリコットの皮やオレンジのムース、妖艶なスパイスなどが感じられ、空気と触れあうたびにほろ苦さが加えられ、徐々にスモーキーなフィニッシュへと続きます。強い粘土質のピノ・ノワールの魅力が上手く生かされている、奥行きのある逸品です。