シャルル・デュフールの実の姉が挑む
ナチュールへと大きく進化したキュヴェ

2010年に3つのドメーヌに分割されたロベール・デュフール・エ・フィス。そのひとつを担うのが、シャルル・デュフールの実の姉であるジュリー・デュフール。

2018年までは他のドメーヌの醸造所を間借りして醸造していましたが、2019年の収穫から弟シャルルと同じセラーで醸造を始めます。

弟に触発され、野生酵母による醸造で、醸造添加物は一切加えず、SO2も圧搾時に必要最小限のみしか加えないナチュールのアプローチによるシャンパーニュ造りへと大きく進化しました。
2023年1月時点でのSO2 トータルは5mg/L以下の検出限界値。
ドサージュは4g/Lです。

グレープフルーツやパイナップル、リンゴなどの香りに、とても柔らかく華やかなアタック。ソフトな果実味が広がる口中には洋梨のノートが感じられ、フィニッシュには、ベリーのヒントとともに柔らかく心地良い旨味がじんわりと広がります。

キュヴェ名の『クレオビュリヌ』とは、古代に遡る古い名前で、ギリシャの女流詩人の名前です。ジュリーにとってクレオビュリヌとは、女性らしさや喜び、花、自然、ダイナミズム、若さの躍動などの象徴です。

『シャピトル・アン』とはフランス語で、「第一章」を意味し、弟と同じ醸造所で新たな一歩を刻んで造られたキュヴェということで、このように命名されました。今後リリースするキュヴェは、小説のように「第二章」、「第三章」というように順番に名付けられていきます。

エチケットに表記されている『Il était une fois…』とはフランス語で、「昔々…」という意 味で、絵本や昔話の冒頭によく使われる言葉です。