ナチュラルワインに目覚めたガスパールが造るコトー・シャンプノワ

モンターニュ・ド・ランス地区の西側に位置するエキュイユ村に拠点を置くRM。自由でナチュラルな感性を持ったミレニアル世代のグローワー、ガスパール・ブロシェが当主を務めます。

2018年の収穫最終日の夜間に手摘みした遅摘みブドウを、SO2やその他の醸造添加物は一切加えず、野生酵母のみでオレゴン産の300Lの新樽で自発的に発酵・熟成させます。2020年5月時点のSO2トータルは29mg/L。

全房比率は50%で、1日1回ピジャージュ(櫂入れ)を行い、マセレーションは10日間。マロラクティック発酵は自然に実施。澱引き、清澄、濾過などは一切行わずに瓶詰め。
2018ヴィンテージの総生産量は602本。

スグリやシナモン、さくらんぼ、コショウ、ミントなどの心地よい香りが広がります。アタックは柔らかく、口中はカシスにような良く熟した紫色のフルーツのノートが感じられ、余韻には心地よい樽のニュアンスが残ります。