ナチュラルな感性を持ったミレニアル世代のグローワー

モンターニュ・ド・ランス地区の西側に位置するエキュイユ村に拠点を置くRM。自由でナチュラルな感性を持ったミレニアル世代のグローワー、ガスパール・ブロシェが当主を務めます。

ブロシェ家の歴史は長く、1721年に栽培農家としてブドウ畑に従事し、1943年からRMとしてシャンパーニュ造りをスタート。ガスパール・ブロシェは、アヴィズの醸造学校で4 年間学んだ後、オーヴェルニュのドメーヌ・ラ・ボエムで働いていたことがきっかけで、ナチュラルワインに目覚めます。

2016年に先代の「ヴァンサン・ブロシェ」を継承しますが、自分の思いを形にすべく、2017年に自身のブランド「ガスパール・ブロシェ」を立ち上げます。

初ヴィンテージながら世界が注目するモンターニュ・ド・ランスの新星

エキュイユ村をメインに、隣村のサシーとヴィレール・オー・ヌーに合計3.3ha、14区画の畑を所有。ヴィレール・オー・ヌーに本拠を置くエマニュエル・ブロシェとは遠い親戚にあたり、エマニュエル・ブロシェやフレデリック・サヴァールが持つ、ヴィレール・オー・ヌーの著名なリュー・ディ、「ル・モン・ブノワ」にも区画を所有しています。

最初に造ったのは、醸造添加物もSO2も一切加えない、正真正銘のナチュラルワインのコトー・シャンプノワ。次いで、同様のナチュラルなアプローチで、「ル・モン・ブノワ」のピノ・ノワールからシャンパーニュも造りました。

初ヴィンテージながら世界各国から注文が殺到し、一気にブレイク。モンターニュ・ド・ランス注目の新星です。