新生ペルトワ・モリゼの新たなる挑戦

品質の高いシャンパーニュを生産すると地元でも有名なこのメゾンは、1951年にクラマン出身のイヴ・ペルトワ氏と、メニル出身のジャナン・モリゼ女史が結婚することにより設立されました。設立以来の家族経営で、畑の管理(栽培)から収穫、醸造、熟成まで一貫した家族での運営で、ブドウは全て自社の畑で収穫されたものを使用するレコルタン・マニュピランです。

現当主であり醸造長のヴァンサン・ブーシェが、ペルトワ・モリゼのポテンシャルを最大限に引き出そうと新たな取り組みを始め、今世界中から注目を集めています。

新生ペルトワ・モリゼが送り出すラッサンブラージュ・ブリュットは、マルヌ県の南側に位置するセザンヌのコートに植えられているピノノワール50％、シャルドネ50％から作られています。 ドサージュは2.5g/lで、リザーブワインは20〜30％使用、瓶内熟成は24ケ月です。

マロラクティック発酵を途中で止めることで、旨味と酸味のバランスをうまく取っています。コート・ド・セザンヌのブドウは粘土質が多くなるためよく熟し、ボリューム感と力強さを備えており、果実味も印象的です。そこに土っぽさも加わり、程よく抑えられた酸味がアクセントとなり、ついついもう一口飲みたくなるようなシャンパーニュです。