テヴネ家の伝統と革新が生む本物のシャンパーニュ

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ中部、パシー・グリニー村に19世紀後半から続くRM。ヴィニュロンの家系で、1960年にRMを設立、2005年より5代目グザヴィエ・テヴネが運営しています。

妻のイザベル・テヴネは、1991年に設立されたシャンパーニュ地方随一のリュット・レゾネ実践団体「マジステール」の設立メンバーのひとりで、自身のメゾンもリュット・レゾネ栽培を実践しています。

2016年にHVEの最高段階「レベル3」および「Viticulture Durable en Champagne」の認証を取得。イザベル・テヴネは「認証は、優秀な栽培家たちの実践から得られた知見や最新の研究成果に基づく、“栽培の極意”を規定したものです。マジステールの設立に関わったり、各種認証を取得して思うことは、同じリュット・レゾネ栽培でも認証を取得するのとしないのでは、畑の活性に大きな違いが生じるということです」と語ります。

そんな畑では「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」の魂であるピノ・ムニエを核として、ピノ・ノワールとシャルドネを栽培し、醸造の要所に228リットルの樽を使用するなどして、各品種の美質マトリックスを高次元で顕在化させた作品群を展開しています。

「本物のシャンパンを造る」をフィロソフィーとして掲げている彼らのシャンパーニュは、Bettane & Desseauve、Bulles & Millésimesなど、数えきれないほどのワインメディアからの激賞や、華々しい受賞歴があります。

美味し”すぎる”彼らの作品を飲むと、シャンパーニュには他の産地のワインが超えられない世界があることを、実感させられます。