コート・デ・ブラン地区の極めて小規模な生産者

もとは1870年に遡る栽培農家で、現在のオーナー、クリスチャン・ブルモー氏で5代目。ワイナリーはクリスチャンが最初の1ヘクタールを祖父の弟から購入して1981年に設立。その後、父ウィリアムから1.6ヘクタールの畑を相続し、共にワイナリーの運営に携わってきました。

リリース以来その非常に高い品質が評判を呼び、フランス国内でも入手困難、ドメーヌ在庫は常に完売状態という極めて少量生産の小さなR.M.（レコルタン・マニピュラン）です。

初めて造ったキュヴェは1982年ですが、現在の6ヘクタールまで所有畑を広げるまで、コマーシャルは一切しませんでした。

ハイ・クオリティのシャンパーニュを生み出す寡黙な紳士

シャンパーニュ造りはすべて独学のクリスチャン・ブルモー氏は、剪定や植樹等のワイナリー運営にまつわる資格は全て取得しています。

努力の末に身に付けたノウハウを活かしながら、リュット・レゾネ（減農薬農法）、リュット・アンテグレ（天敵を利用した生物防除）を実践。現在は更に厳格に取り組み、、農薬の使用はせず、完全に有機肥料での栽培になりました。

クリスチャン氏は冷静沈着で、堅実家。彼の情熱はシャンパーニュとピアノに向けられています。ピアノはかなりの腕前。自らラベルのデザインも行うと言う彼は芸術性を兼ね備えた異色の存在です。