イタリア人による新進気鋭のメゾン

当主をつとめるイタリア人のエンリコは「唯一無二のシャンパーニュを造りたい」という情熱をもってトスカーナから拠点を移し、2004年に自らのメゾンを立ち上げました。

所有する畑はル・メニル・シュール・オジェ村の「クリュッグ」の畑と「サロン」の畑に挟まれた絶好の区画。パートナーのナディアと二人三脚で上質なシャルドネを用いて非常に優れたシャンパーニュを造り出しています。

このキュヴェは、その絶好の区画のシャルドネ100％で造られたブラン・ド・ブラン。46ヶ月の瓶内熟成、ドサージュは5g/L。マロラクティック発酵は行わず、手作業によるルミアージュで丁寧に仕上げられています。

桃や洋ナシのアロマに、白い花やアーモンドなど上品なニュアンス、そして徐々に蜂蜜の甘やかな香りに変化していきます。口に含むと、石灰質土壌由来のしっかりとしたミネラル感があり、酸とのバランスが素晴らしくエレガントな気品をもたらします。

長く続く余韻の中で、もう一口味わいたい。と思わせるようなシャンパーニュです。