栽培面積0.65haのリュー・ディで栽培されたブドウから造るコトー・シャンプノワ

ヴァレ・ド・ラ・マルヌのトレルー・シュール・マルヌ村で、1981年に設立、1992年より元詰めを始めたRM。現当主のトリスタン・イエストは、複数のドメーヌで研鑽を積んだ後、2001年に家業に参画。2003年からは、自身の名前をブランド名に、シャンパーニュを造っています。

10種類以上のキュヴェを造っていますが、生産量はごくわずか。各区画ごと、種類ごとに分けて醸造し、長期熟成することで、それぞれのテロワールを表現しています。

ラ・グラピレール・ルージュは、パシー・シュール・マルヌにある栽培面積0.65haのリュー・ディ、「ラ・グラピレール」で栽培されたブドウから造るコトー・シャンプノワです。

アセラシオンはルモンタージュのみで6日間。圧搾後、フリーランワインのみを引き続きステンレスタンクでマロラクティック発酵と熟成させます。熟成期間は24か月で、総生産量は482本。無清澄・無濾過で瓶詰めされます。

レッドベリーやスミレ、さくらんぼ、土や腐葉土などの香りに、僅かにコショウのヒント。アタックは柔らかく、チャーミングで、口の中ではイチジクや赤スグリのノートが感じられます。微かにスパイシーなニュアンスが広がるフィニッシュ。