変幻自在に毎年造りを変える個性的な辛口ロゼ

『毎年同じシャンパーニュは生まれない』という哲学のもと、昨年とはセパージュを変えて登場した、争奪戦必須のドメーヌ・ド・ビシュリーのシャンパーニュ。明記はされていませんが、単一年のブドウのみで醸造し、その年によって異なるテロワールをリュー・ディに沿って表現しています。

ドメーヌ・ド・ビシュリーが所有する8つのリュー・ディのひとつであるヴァル・リジェを表現した「レ・フォンティーヌ」。シャルドネと赤ワインに醸造したピノ・ノワール15％をティラージュの2週間前にブレンドして造られます。

シャルドネは樽とステンレスタンクで発酵。マロラクティック発酵は自然に施されます。赤ワインは除梗をした後、ステンレスタンクで発酵。発酵期間と果皮浸漬の期間は約10日で、この間に1日1〜2回、足によるピジャージュを施します。その後、ブルゴーニュのドメーヌから譲り受けたバリックでマロラクティック発酵と熟成を行います。

スイカやイチゴのような薄い赤色の色合い。バラやイチゴ、ライチ、ブラッドオレンジを思わせる香りが鼻腔をくすぐります。フレッシュなアタックで、とてもクリーミーなテクスチャー。口中はイチゴや黄桃、スモモのニュアンスを備えたジューシーな果実味と酸のバランスが取れ、心地良く飲みやすい味わいです。旨味に溢れたフィニッシュには微かなほろ苦さ感じ、長い余韻が続きます。

生産本数1,576本！R18は2018年収穫(レコルト)を意味しています。SO2がナチュラルワインと同等まで少なく(2021年11月時点でSO2トータル32mg/l )、ブリュット・ナチュール(ドサージュ・ゼロ)になりました。
1本ずつ手書きでロットナンバーが入っているところにもドメーヌ・ド・ビシュリーのこだわりが感じられます。