石灰岩土壌の個性を表現したテロワール・キュヴェ

ヴァレ・ド・ラ・マルヌのトレルー・シュール・マルヌ村で、1981年に設立、1992年より元詰めを始めたRM。現当主のトリスタン・イエストは、複数のドメーヌで研鑽を積んだ後、2001年に家業に参画。2003年からは、自身の名前をブランド名に、シャンパーニュを造っています。

10種類以上のキュヴェを造っていますが、生産量はごくわずか。各区画ごとや、種類ごとに分けて醸造し、長期熟成することで、それぞれのテロワールを表現しています。

レ・コート・カルケール(Les Côtes Calcaires)は、フランス語で『石灰岩の斜面』を意味し、風化作用で表土に石灰岩が剥き出しになった区画で栽培されたブドウのみをアッサンブラージュして、石灰岩土壌の個性を表現したテロワール・キュヴェです。

ドメーヌのエントリー・キュヴェで、現行のロットは、2017年のベースワイン67%に、リザーブワイン(2011〜2016年のソレラ）33%をブレンドしています。マチュラション・シュール・リーの期間は47ヵ月、2022年4月にデゴルジュマン、ドザージュはゼロ、生産本数は498本です。

金色がかったイエローの色合いに、白い果物や柑橘果物、小さな黄色いエキゾチック・フルーツなどの繊細な香りが広がります。生き生きとして、フレッシュ且つフルーティで、とても飲みやすく、バランスが取れたソフトな味わいが楽しめます。