ルイ・ニケーズ訪問レポート
シャンパンの完成に生涯を捧げた修道士ドン・ペリニヨン司教が生涯を過ごしたのがオーヴィレ村。
次世代の生産者として評価される若手生産者「ルイ・ニケーズ」を訪問します。
オーヴィレ村をそのままワインにする傍観者
醸造学校では同級生だったクレモンとロールの夫婦による小さな醸造所です。
クレモンはジャック・セロスで栽培と醸造を担当し2012年からルイ・ニケーズに加わります。
「ルイニケーズのスタイルは“傍観者”であり、オーヴィレ村のブドウをそのまま瓶に詰めているだけ。」
その言葉の通り、まずはオーヴィレ村について紹介してもらいました。
ドン・ペリニヨン司教がいた教会に移動します。
実際にドン・ペリニヨンはこの教会でシャンパーニュを造っていました。
ドン・ペリニヨンが眠っているとされる場所に名前の刻まれた石があります。
長らくモエ・エ・シャンドン社が所有していた教会ですが、現在は村が所有し、自由に立ち入ることが出来ます。
多様性のある特別な土壌
次に畑を見学します。
崖から斜面が続いていて、様々な土地の土壌が流れてくるため多様性のある土壌になっています。
ドン・ペリニヨンは盲目だったと言われていますが、食べたブドウでどこの村のものか当てることが出来たそうです。当時ドン・ペリニヨンは多様性のあるオーヴィレ村の魅力を知っていたのでしょう。
オーヴィレ村と伝統を尊重したワイン造り
続いて醸造所へ移動。
樽は、シャルドネがピュリニー、ムルソーの古樽が使われます。ピノ・ノワールとムニエはオーヴィレ村の木で作った樽を使用します。
オーヴィレの木樽は炭や鉛のニュアンスがあって、ピノ・ノワールを包みこむと言います。このニュアンスに負けないほどの強い果汁だけでこの樽を使っています。
地下のカーヴでは麻紐でコルクを縛る職人が作業していました。
1855年から続く職人で、現在は麻紐職人は彼以外にほぼいないといわれています。
この伝統的な結び方は、ルイ15世が18世紀に法的に定めたものと全く同じ方法です。
他のメゾンでも麻紐を使っているところがありますが、本来のやり方が分からずデザイン面で採用しているそうです。
そしてこの紐の機械を初めて作ったのがニケーズ家とも言われているそうです。
「麻紐を使う事も、この村でずっと続いてきた文化だから。私達のワイン造りと同じようにオーヴィレ村の文化そのままを続けているだけです。」
才能溢れる若きシャンパーニュメーカーによるスタンダート・キュヴェ。シトラス系のアロマにほのかな甘味の素晴らしいバランス。
オーヴィレ村のシャルドネを中心に醸し出す上質なエクストラ・ブリュット。果実味と酸が引き立て合いながら調和しています。
ルイ・ニケーズ ブラン・ド・ブラン・レ・ノッシュ・ブランシュ
最高品質のシャルドネのみを使用、ムルソーの木樽で熟成させた渾身のブラン・ド・ブランです。
ルイ・ニケーズ ブラン・ド・ノワール"ノワール" ブリュット
オーヴィレ産へのこだわりによって生み出されるアロマティックでエレガントなブラン・ド・ノワールです。
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