ユレ・フレール訪問レポート
30年間継ぎ足し続けた原酒を使う造り手ユレ・フレールを訪問します。 シャンパーニュの都“ランス”から南に15kmのリュード村にメゾンがあります。
父からスタートしたメゾンで、現在は弟と二人で経営しています。
畑はモンターニュ・ド・ランス地区に点在する北側の斜面に10ヘクタール。化学肥料は使いません。これによりブドウの根が長く深く張られ、複雑な味わいや厚みを与えてくれます。この畑仕事が一番大切だと言います。
前当主が手作業で掘った地下カーヴは深さ9m。石灰質が地下水を吸い上げているため一定の湿度を保ちます。手で壁に触れるとしっとりと湿っていてワインの貯蔵に適した空間だと分かります。
メゾンの歴史をそのまま味わうソレラシステム
シャンパーニュの原酒を継ぎ足し続ける手法“ソレラシステム”を30年間続ける希少な生産者の一人です。
多く貯蔵しフレッシュさも保てる事からソレラを導入しましたが、味わいの一貫性が保てる事に気づきずっと続けています。10年前からは木樽も使う事で柔らかさが出ているといいます。
この原酒は、所有する畑のブドウ比率と全く同じで、30年間の土壌、歴史、仕事全てが結集しています。つまりユレ・フレールにとって名刺のような存在です。
メゾンを代表するキュヴェ“インヴィタシオン”
インヴィタシオンとは“招く・招待する”という意味。
「楽しくなってもっと飲みたくなるシャンパーニュ」というユレ自身の思いから造られたスタンダードキュヴェです。 また、「1日を始めるワイン」と呼ばれ、朝食にもぴったりなほどのピュアな果実の美味しさが感じられます。
ソレラシステムの30年分の原酒が30%も使われるため、格別の安定感と複雑味を味わうことができます。
ブルゴーニュ好きも納得のワインとしての美味しさ
ブルゴーニュの名門ドメーヌ“ドゥ・モンティーユ”で働いた経験もあり、ユレ本人も大のブルゴーニュ好き。シャンパーニュという枠に囚われず、ワインとしての美味しさが味わえるメゾンです。
更にワインとしての質を上げるため、ビオディナミを目指しています。今知って頂きたい生産者“ユレ・フレール”をぜひこの機会にお楽しみください。
ソレラシステムにより30年ヴィンテージのリザーブワインを30%アッサンブラージュ。スタンダードながら贅沢なワイン。
4つの要素が生み出すユニークなブラン・ド・ノワール。繊細なミネラリティと綺麗な酸を感じる優雅な逸品。
営業日のご案内
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