ブノワ・マルゲの情熱を雄弁に語りかけてくる1本

歴史あるドメーヌの5代目ブノワ・マルゲは、伝統と歴史に頼ることなく、献身的なまでの勤勉さでシャンパーニュ造りを追求しています。 革命的なエノロジストと呼ばれるエルヴェ・ジェスタンの指導の下、最良のブドウを用いてテロワールに忠実であり続けています。

マルゲの新しいステージへのきっかけとなった『シャーマン』。
ヴァン・クレール（ベースワイン）の段階で、より熟成が進んでいるものを選び、時にはその他の単一クリュのヴァン・クレールをブレンドすることもあります。リザーヴワインは、バリックもしくはフードルで熟成し、ブレンド比率は通常15〜30%。2013年から一部ソレラシステムを採用しています。

スタンダードクラスとは思えない凝縮感、味わいの広がり方が秀逸です。ドサージュ・ゼロ、SO2無添加で仕上げられた純粋さに満ちた逸品。ブリオッシュのようなイースト香に、熟した赤い果実の香りが重なり合い、そこへジンジャーを思わせるスパイスのヒント。果実味・酸・ミネラルが三位一体となり、複雑で奥行きのある印象をもたらします。

メインラベルの数字は主たるブドウの収穫年を表し、キュヴェ・シャーマンでは約80％が表示された年のブドウから造られています。その年の個性や、畑の周りの環境を大切にしたい、ブノワなりのメッセージとして伝えるために表記されています。