コート・デ・バール地区のなかでも、最もレコルタン・マニピュランの数が多い村として知られるセル・シュール・ウルス村。昔からブドウ栽培が盛んだったこの村ではじめてRMとしてシャンパーニュを造り始めたのがタッサンです。

以前はピノ・ブランの栽培が盛んでしたが、腐敗しやすく、糖度と酸味のバランスを保つのが難しい品種のため、現在栽培しているドメーヌはごくわずか。 そのなかでタッサンは、伝統的品種である「ピノ・ブラン・ヴレ」を復活させ、樹齢60年超の古木を守りながら上質なシャンパーニュ生み出すピノ・ブランの名手でもあります。

独自のBIO栽培を進化させて収穫されたブドウは、純度の高い緻密な果実味が印象的で、青りんごのようなフレッシュさ、繊細でありながらしっかりとした酸と塩味を含んだミネラルが感じられます。華美な派手さはありませんが、静かなエネルギーを秘めたシャンパーニュです。
ステンレスタンク内で発酵、瓶内熟成期間は48カ月以上、ドサージュは7g/Lです。