職人気質の老舗ドメーヌ

ランスから南西に位置する小さな村モンティニー・スー・シャティヨン。穏やかな気候に恵まれ、マルヌ川の支流から反射する光と湿度が、寒い日の気温を和らげてくれています。
同村で最も古い歴史を持つシャルリエは、大手メゾンとは一線を画する一切の妥協を許さない職人気質のRMです。

創業は1892年で、現在は5代目となるマキシム・ペランがドメーヌを牽引。すべてのキュヴェに”フードル・ド・シェーヌ”と呼ばれる大樽を用いるなど、シャンパーニュ地方の伝統を重んじた丁寧なシャンパーニュ造りを続けています。

栽培と醸造でのこだわり

5つの斜面に41の区画を所有し、栽培比率はムニエが69％、ピノ・ノワール11％、シャルドネ20％。表土が薄く水はけの良い最高のリューディ”ラ・ゴセット”からは、セニエ方式による芳醇な果実味たっぷりのロゼ・シャンパーニュを生み出しています。

比率の多くを占めるムニエ。その特長を巧みに活かし、アロマティックで柔軟なフィネス溢れる味わいを繊細に引き出しています。また斜面中腹部より上では素晴らしいピノ・ノワールを栽培。これらの上質なブドウのラ・キュヴェ（一番搾り果汁）のみを使用し、プルミエ・タイユはフィーヌ用としています。

樽を用いた醸造を通して生じる多彩な魅力を大切にしているシャルリエでは、微量の酸素と触れ合うことで、繊細なニュアンスや複雑さがワインにもたらされると考えています。

クラブ・トレゾール・シャンパーニュの主要メンバー

ハイクオリティ・シャンパーニュを追求するRMメンバーで結成した組織Club Tresors de Champagne（クラブ・トレゾール・シャンパーニュ）の主要メンバーに、ポール・バラと共に名を連ねています。

シャンパーニュを愛する人々のために何よりも品質にこだわるシャルリエの精神は、豊かで澄んだ味わいを持つ彼らのキュヴェから存分に感じていただけます。