5世代続くワイングローワー

元々は収穫したブドウを大手メゾンに売却していましたが、1890年、現当主の曽祖父が収穫の一部を残し、ワイン造りに挑戦します。1930年には、その息子（現当主の祖父）が引き継ぎ、事業を拡大。

1962年には創業者の孫（現当主の父）、ダニエル・アンリエが承継し、ブドウ栽培農家の娘、ミシュリーヌ・バザンとの結婚を機にシャンパーニュ・アンリエ・バザンが誕生します。

1991年に現当主も参画し、ブドウ品種の範囲を拡大するために新たに1.75haの畑を購入するなど精力的に活動。そのバトンは今5代目へと受け継がれようとしています。

「尊重」の哲学

7.75haのブドウ畑を所有し、そのうち6haはモンターニュ・ド・ランスの北東斜面に広がり、1.75haはアルドル渓谷にあり、グラン・クリュに格付けされているヴェルズネイとヴェルジー、そしてアンリエ・バザンのドメーヌがあるヴィレール・マルムリー村(プルミエ・クリュ)にまたがって栽培されています。

自然、土地、ブドウの木、ワイン、そしてお客様、すべての声に耳を傾けること、「尊重」というシンプルな哲学に基づき、区画ごとに厳密に醸造を行うことで、それぞれのリュー・ディから造られるワインがその土地の物語のすべてを語ります。

テロワールの個性をグラスに表現

4つの村、2つのグラン・クリュ、1つのプルミエ・クリュ、3種類のブドウ品種で構成される36区画は、それぞれ独特の特徴を持ち、透明感のあるワインを生み出します。

テロワールの個性をグラスに表現することが目標のひとつであり、1968年からソレラで熟成させているリザーブワインが、アンリエ・バザンの幅広いラインナップを可能にしています。それはまるで味覚の旅のように構成されており、幅広い層からの支持を得ています。