リリー・ラ・モンターニュ村でヴィルマールと肩を並べる品質重視のレコルタン・マニピュラン

19世紀後半より、リリー・ラ・モンターニュの村で葡萄栽培をしてきたポレ家。ドメーヌとしてのスタートは、1930年代に現当主の祖父の代からとなります。94％がプルミエクリュである8ヘクタールの畑から、テロワールを雄弁に表現したシャンパーニュが生まれます。

平均樹齢22年以上のブドウの半分はアイ村の伝統あるメゾン、ビルカール・サルモンへ売却され、残り半分がドメーヌ・ポレとして僅か2000ケースの高品質なシャンパーニュとなります。

こだわり抜いた生産過程がハイ・レベルな味わいを実現

現当主オリヴィエ氏は徐々にオーガニック栽培へ移行しており、収穫直前の畑では雑草とブドウの木が共存した、シャンパーニュ地方でも珍しい光景を見ることができます。

収穫後、タイルとステンレス製両方の桶を使い、マロラクティック発酵を行います。オリヴィエ氏はシャンパーニュの品質向上においてマロラクティック発酵は重要であると考えており、これにより複雑味を帯びたコクのある味わいを表現。またキュヴェに応じて澱と共に28〜72ケ月程熟成させ、ドサージュ量は控えめに調節する事でフィネスと奥行きを感じさせるシャンパーニュを醸し出しています。