旬のフルーツと楽しむシャンパーニュ


山形県は、全国生産量の約7割を占めるさくらんぼ王国です。有名な佐藤錦は山形県で佐藤栄助氏によって「ナポレオン」と「黄玉」を交配育成され生まれ、現在では「赤いルビー」と呼ばれ、サクランボの中では日本を代表する品種です。名前の由来は「桜の子=坊」で「さくらのぼう」から「さくらんぼう」となったと言われています。桜が付ける桃という意味から「桜桃(おうとう)」とも呼ばれ、政府の標準成分表には「おうとう」として記載されています。
サクランボは追熟しない果物なので、一番美味しいタイミングで収穫されます。ハウス物などもありますが、一般的に最も多い佐藤錦が出回る時期はちょうど梅雨の時期で、5月後半から6月にかけて旬だそうです。

一粒口に入れると甘酸っぱくジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。子供の頃食べながら茎を口の中で結べるように遊んだ記憶が蘇ります。佐藤錦は宝石のように桐箱に入っていて、大切に育てられたお嬢様のようです。「佐藤錦種」より後に出回る「ナポレオン種」(6月下旬〜7月)は、果実が、しっかりしていてジューシーです。
明るいやさしい色合いのロゼ・シャンパーニュをおすすめします。さくらんぼのようなアロマで華やかな香り、泡はクリーミーでやさしい舌触りです。心地良い酸味が素晴らしシャンパーニュです。


大正時代にイギリスからアールスフェボリット種が輸入され、おいしいマスクメロン作りが始まりました。この品種名は、「アールス」=伯爵の、「フェボリット」=「フェイバリット」=お気に入り、「伯爵のお気に入り」というネーミングが品種名になっています。この伯爵は、アールスメロンを開発したワード農園長が仕えていた「ラドナー伯爵」のことだそうです。マスクメロンの正式名称の「マスクメロン」とは、ムスク(麝香)の香りがするメロンという意味で付けられた名称です。いまは日本でしか作られていないようです。
栽培はビニールハウスではなく太陽光線の透過率が高いガラスの温室が使われています。その栽培は、水や温度、土壌などが徹底管理され、しかも1株に1個しか出来ないようにすることで、あの芸術ともいえる美しく、美味しいメロンが出来ます。

ワインの品質を見極めるように、メロンの見極めも出来るようになりたい私です。メロンは収穫してから熟れ始めるようです。見分けるポイントは、メロンの下部(お尻の部分)を軽く指で押してみてほんの少し柔らかく感じる頃が一番の食べ頃のようですがお店でそんなことは出来ません・・
メロンはシャンパーニュやワインとおなじように等級があるなど高貴なイメージでメロンを食べる時って王様になった気分になれますね!まろやかな甘さで余韻の長い味わいには深みのある芳醇なシャンパーニュをおすすめします。最高年のみに生産されるデュヴァル・ルロワのトップキュヴェ『ファム』2000年は、シャルドネの比率が多く、金色に輝くきめ細かく繊細な泡立ちで、白い花の香りにバニラと柑橘の風味のニュアンスがピッタリです。


ビワの最も食べ頃の時期は初夏の5月6月です。びわの旬は6月の初夏。最近ではハウス栽培が進んで、1月頃から早生種が出回ることもあるようです。主な産地は、「茂木びわ」で知られる長崎県、「房州びわ」の千葉県。ビワと言えば種ばかり大きくてなんて思われているようですが、意外に可食部分の割合は大きく、最近は大玉の品種が増えてきています。
『和』のイメージが強いですが、季節感があり、色合いも良く、近年洋食のデザートや洋菓子で取り入れられているフルーツです。ぶどうと同じようにポリフェノールを含んでおり、活性酸素を抑える効果があるとされています。

私が子供の頃、親戚の庭におじいさんが植えたビワがあって、毎年おすそ分けを頂いていました。昭和50年代はあちこちの庭先で見かける身近な果実だったように思いますが、近年は傷みやすく、商品管理や品質維持するのが困難なため、店頭では高級果実となっていようです。
ビワのコンポートや、ビワにバニラアイスクリーム添えと、ドサージュ45gのすこし甘めのシャンパーニュを。完熟したフルーツを味わうような自然な甘さが感じられ、良く冷やして、昔を懐かしんで楽しんでいただきたいと思います。

営業日のご案内
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