ボランジェスタイルの秘密とは
ボランジェのエクスポート・ディレクターであるギイ・ド・リヴォワール氏が来日。プロフェッショナル向けの特別なセミナーが開催されました。 リヴォワール氏の貴重なお話の中から、”ボランジェのスタイル”の秘密についてご紹介します。
妥協を許さないシャンパーニュ造り
一切の妥協を許さないボランジェのシャンパーニュ造りはまず畑から。生産に必要なブドウの60%以上を、主にグランクリュとプルミエクリュで構成される160haの自社畑から供給。残り40%も隣接する信頼のおける栽培農家から買い付けています。
自社でプレスし、一番搾り果汁のみを使用。タイユと呼ばれる2番搾り果汁は、たとえ自社畑のブドウが原料であっても他社へ売却しています。3,500もの古樽を所有し、メゾンには伝統的な樽職人が常駐。これは、シャンパーニュ地方ではボランジェ社のみの取り組みで、フランス政府より「無形文化財企業」に認定されています。
樽発酵がシャンパーニュに与える影響とは
樽の木目を通して細やかな空気に触れることで、ゆっくりと長い時間をかけて熟成が進むため、より一層アロマが発展。ボランジェ特有のクリーミーな泡立ちも、この樽発酵に由来するものです。
ヴィンテージ・キュヴェは、すべて樽発酵をしています。樽に仕込んだワインは6〜8ヶ月寝かせた後、ヴィンテージ・キュヴェにするかを判断。ヴィンテージ・キュヴェにならないものはマグナムに詰めて、リザーヴワインとして熟成させます。
ボランジェのスタイルを決定づける要素
まず第一にリヴォワール氏が語ったキーワードは「あらゆる姿の果実」。様々なキュヴェで、多種多様な果実味が表現されていると言います。 ノン・ヴィンテージなら、新鮮なフルーツ、洋梨や柑橘類のアロマ。ラ・グランダネのようなヴィンテージ・キュヴェなら熟した果実。より熟成したキュヴェになると、コンポートのような煮詰めた果実の香りが感じられ、第三アロマが際立っています。
2つめはクリーミーな質感を叶えるきめ細やかな泡立ち。ビロードのような滑らかさに、長い熟成期間と品質の高さが表れています。
3つめはそのバランスの良さです。濃厚で明確に表現される要素と繊細なニュアンスとのバランスが絶妙。しっかりとしたコントラストが感じられ、尚且つそれらが見事に調和しているのが、ボランジェのスタイルの醍醐味と言えます。
テイスティングした4アイテム
La Grande Année 2007
R.D. 2002
La Grande Année Rosé 2005
La Côte aux Enfants 2013
イギリスのワイン専門誌において過去4年間で3度も”世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド”の称号を得ているボランジェ社。環境に配慮したワイン造りや、文化的な伝統の保護、そして極めて高いクオリティのシャンパーニュを世に送り出している事が評価されています。
歴史と名誉あるボランジェ社の素晴らしさは、何よりも味わってこそ実感していただけます。知るほどにその魅力が深まるような崇高さもまた、このメゾンが長く愛される理由なのでしょう。
シャンパーニュ最高峰の一つ、ボランジェのスタンダード・キュヴェ。果実味と熟成感が織りなすハイクオリティの味わい。
ボランジェのDNAが刻み込まれたPNコレクション4作目となるAYC18。一番絞りのみを使用し、長い年月をかけ熟成された贅沢なプレミアムキュヴェ。
シャンパーニュ最高峰の一つ、ボランジェのスタンダード・キュヴェ。果実味と熟成感が織りなすハイクオリティの味わい。
営業日のご案内
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