＃700シリーズ最新作　2022年6月1日リリース

メゾンの画一的なスタイルを追求するのではなく、収穫年の個性を最上の形で体現し続けるジャクソン。
メゾンを代表するキュヴェ＃700シリーズ、最新作#745が入荷！

一般的な複数クリュのブレンドによるヴィンテージ・キュヴェの生産を止め、2000年から収穫年の特徴を反映させた独自のノン・ヴィンテージ・シャンパーニュ、キュヴェ#700シリーズへと転換。

かつてヴィンテージ用に使っていた上級ブドウを惜しげもなくブレンドし、プレスティージュ・シャンパーニュに匹敵するクオリティの高さを実現しています。

#700シリーズで用いるのは「ラ・キュヴェ」と言われる一番搾り果汁のみ。最初の50Lは埃が多いという理由から使用しません。

キュヴェ#740以降は全体の20％のみヴァン・ド・レゼルヴを使用。過去に造られた＃700シリーズのワインをブレンドし、ノン・フィルター、ノン・ファイニングで仕上げられています。

濃厚でリッチなスタイルの#745

#745のベースとなる2017年は、2016年に続き暖かい年でしたが、冬から春にかけて異例の乾燥した気候となり、春の初めは暖かな日が続きましたが、4月には霜害を受け、とりわけコート・デ・ブラン地区は甚大な被害に見舞われました。

その後気温は上昇し、7月まで好天に恵まれますが、夏の終わりは暑く、雨の多い天候となりました。収穫は9月4日に開始。収穫期の雨により、厳しい選果が必要となり、収量も16％減りましたが、よく熟して健全なブドウを収穫することができました。

ピノ・ノワール比率が高く、王様が愛した畑、濃密で力強いアイ村の特別区画”ヴォーゼル・テルム”のブドウを全量加えたことで、この区画ならではの高貴さや余裕のあるエネルギー感が漂います。

例年の〈シュヴァリエ・モンラッシェ的〉な味わいとは異なる〈バタール・モンラッシェ的〉なスタイルとなりました。
ドサージュは0.75g/L、SO2は30ml/L、デゴルジュマンは2021年11月。

強靭な酸やミネラルが漲る緊張感や精妙さにはやや欠けるかもしれませんが、ジャクソンらしい凝縮した酸やミネラルを持つ、メリハリのある味わいです。

ジャクソン745／744比較試飲レポートはコチラ

ジャクソン＃700シリーズレポートはコチラ

#700シリーズ、至高のその先へ

初のドサージュゼロで、糖も酸も高い次元で融合し、偉大なストラクチャーを感じる”モンラッシェ的”な＃743や、
収穫したブドウ（特にピノ・ノワール）の品質、酸度も高く、長熟成型の”シュヴァリエ的”な＃744に対し、
＃745は、ピノ・ノワール比率が高く、希少なアイのブドウを使用したことで、”バタール的”な濃厚でリッチなスタイルとなりました。

数字を重ねる毎にシャンパーニュの歴史に刻印されてゆく至高の存在であり続けるため、740の後も革新の歩みを止めることなく、進化への挑戦を続けてきたジャクソン。未だ見ぬ新たな傑作を求めて、限界なき美へと昇華してゆきます。
異彩を放つ#745を是非お楽しみください。