ピノ・ノワールの聖地とされるアンボネイ村において、今やカリスマ的な人気を誇るエグリ・ウーリエ。ドミニク・ローランから教えを受けた新樽発酵は同メゾンの代名詞となり、多くの人々を魅了しています。

複雑でエレガントなスタイルは明らかに他のスタンダード・クラスのシャンパーニュとは別格。エグリ・ウーリエの流儀を存分に発揮したキュヴェが"トラディション ブリュット"からキュヴェ名称を変更した"GC(グランクリュ）です。収穫年2016年（50%),2015年(30%),2011年（20%),全体の50%を樽発酵＆樽熟成を12ケ月行い、52ヶ月の瓶内熟成を経て、2021年に澱引きをしています。ドサージュ1g/L。

緩やかな南向き斜面に植えられた平均樹齢40年の古樹のピノ・ノワールは、ガティノワやボランジェといった名門が居を構える特級アイ村よりも早くヴェレゾン（色付き）します。その凝縮感のあるピノ・ノワールに、東向き斜面のシャルドネをブレンドする事で、美しい酸を持つ非常にバランスのとれたスタイルが生まれます。

焼きリンゴやラズベリーのアロマに、ブリオッシュにアーモンド、蜂蜜などの多彩なヒント。クリーミーなテクスチャーで、チェリーや白桃のフルーツフレーバーに、チョーキーなミネラリティとシャープな酸が一体となって豊かに広がります。

【2021 Degorgement】