特級アイ村を堂々と表現するRM 「ゴセ・ブラバン」を訪問しました

今回はアイ村を代表するレコルタン・マニピュラン生産者「ゴセ・ブラバン」を訪問しました。
現当主クリスチャン・ゴセさんから直接うかがった話をお伝えしたいと思います。
1584年から続くアイ村随一の名家「ゴセ家」
ゴセ・ブラバンはアイ村で1584年から続くブドウ栽培農家で、グランメゾンのゴッセと同じルーツを持つ名家です。
1930年からシャンパーニュ元詰めを開始、当時の当主ガブリエル・ゴセとその妻アンドレ・ブラバンの名を合わせた「ゴセ・ブラバン」のブランドが生まれました。
ゴルフとスキーが大好きだと言う明るく気さくな現当主クリスチャンさん。アイ村内で最良の区画を多く所有するゴセ・ブラバン自慢の畑へ案内してくださいました。
卓越したピノ・ノワールの産地アイ村の代表的生産者

ドメーヌから車で10分もかからずに辿り着いたのは1963年に植樹されたヴィエイユ・ヴィーニュを含む平均樹齢の高いパーセル。
斜面に位置する畑は太陽光をしっかり受けながら熱を維持。石灰質の土壌は保水力が高く不要な水分は排出する優れた特性があります。
四方に広がるアイ村のブドウ畑はテロワールも様々。その中でゴセ・ブラバンは南と南西に面した約5haの畑を所有しています。現在全体の半分以上を大手が占めるこの村において、貴重なRMの一つです。
クリスチャンさん「畑をよく知り、アイ村の価値をよく理解するように努めています。私達は区画毎のテロワールのアイデンティティを表現する事に注意を払っています。斜面だから良い、この土壌だから良いと言う簡単なものではなく、それぞれの長所があります。多様性が大切なのです。」
土壌や樹齢はもちろん、傾度、緯度の違い、それによる太陽光がもたらす効果など様々な要素を考慮しながら、ブドウの栽培方法、進行具合等を調節していると言います。
少量ながらムニエも栽培しており、雑木林のすぐ近くにあるムニエの畑について説明してくださいました。石灰質少なめの土壌で傍らに生えた木々のおかげで気温が上がり過ぎる事なく、早熟のムニエに適した場所だそうです。
ゴセ・ブラバンの自社畑はコート・デ・ブラン地区のグランクリュ・シュイィに0.45ha、残りの4haはアイ村周辺に広がっています。
伝統と経験で磨き抜かれたシャンパーニュ造り

クリスチャンさんのお話を聞いていると、ブドウ栽培農家として長い歴史を持ち、この土地の特性を知り尽くしているドメーヌならではの伝統と経験に基づいたシャンパーニュ造りをしているのだと強く感じました。
収穫後は伝統的なコカール・プレス機を使用、機械化されたプレス機よりも時間も労力もかかる方法ですが、ブドウにかかる圧力が低い為無理なく圧搾できます。
醸造はパーセル毎に行い、アイ村のシャンパーニュに樽は必要ないと言う思いから全てステンレスタンクを用いてきましたが、現在実験的に樽を使った醸造も試しているそうです。
→アイ村の実力を堪能するテイスティングレポートはこちら。

シャンパン専門誌で絶賛されたアイ村の名門。テロワールを最大限引き出した堂々とした王道をいく味わいは見事です。
シャンパーニュ専門誌で絶賛されたアイ村の名門。テロワールを最大限引き出した堂々とした王道をいく味わいは見事です。
シャンパン専門誌で絶賛されたアイ村の名門。テロワールを最大限引き出し、アイ村産のピノ・ノワール100%で造られるブラン・ド・ノワール。
営業日のご案内
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