シャンパーニュ メゾン訪問 ユレ・フレール ユレ・フレール メゾン

モンターニュ・ド・ランスの東に位置するリュード村にあるユレ・フレールを訪問。
現当主 フランソワ・ユレ氏



今回訪問のメゾン ユレ・フレールを訪問の前にシャンパーニュ地方の中心都市ランスを訪れましたので、ちょこっとご紹介。 世界遺産にも登録された、「ランスのカテドラル」に立ち寄りました。パリから東北東約130kmの街ランス、その市内にある荘厳なゴシック様式のノートルダム大聖堂です。 写真には光が強くて映りませんでしたが、ステンドグラスはシャガールの作品で、堂内で光輝いていました。

お父様ラウル・ユレ氏とフランソワ氏。1960年代にこの地でシャンパーニュ造りをはじめたの がフランソワ氏の祖母のシャンヌ女史。その当時女性がシャンパーニュ造りに携わることは非常に珍しかったそうですが、彼女は果敢にもゼロから挑戦し、ラウル氏・フランソワ氏と受け継がれています。

フランソワ氏と畑へ行きました。ユレ・フレールでは「モンターニュ・ド・ランス」の葡萄のみを使うことにこだわっていると言います。

モンターニュ・ド・ランスの白亜土壌に深く根を張った葡萄樹からもたらされる“伸びのある溌刺 した酸“のシャンパーニュを造るためにフランソワ氏はこだわります。

ウルヴィル周辺はおよそ1億4千年前のジュラ紀からの石灰石土壌が広がり、ブルゴーニュから伝来したピノ・ノワールに最適な土壌。 ドラピエはスタンダードラインから全てのキュヴェでピノ・ノワールが機軸となっています。

本拠地のプルミエ・クリュのリュード村はモンターニュ・ド・ランスの東に位置し、ピノ・ムニエが多く栽培されます。向かって右のくびれの多い葉がピノ・ノワール、左がピノ ムニエです。ムニエは粉という意味で葉が粉をふいたように白っぽくなっています。

醸造面においてフランソワ氏は統一した手法を使うのではなく、区画毎に最適の手法を選択し、行っています。マロラクテック発酵(おもに乳酸菌発酵)の輸有無や天然酵母と人口酵母の使い分けなど区画毎に変えていると言います。

醸造所の奥の木製の大樽のなかでリザーヴ・ワインが熟成されています。父の代からのヴァン・ド・レゼルヴに毎年新しいワインが継ぎ足されて1982年以降のヴィンテージが混ざる希少なリザーヴ・ワインです。

門外不出のリキュール前のボトルを目の前であけてくれることに。このワインにリザーヴ・ワインがたされてユレ・フレールのシャンパーニュが完成となります。

地下の貯蔵庫では出荷の時を待った熟成中のシャンパーニュがずらりと。

この地下貯蔵庫はフランソワ氏の父と兄弟達がつるはしを片手に長い年月をかけて自ら仕上げたものです。

ユレ・フレール シャンパーニュを頂くことに。30年前からソレラシステムのヴァン・ド・レゼルヴだけで造られたキュヴェのシャンパーニュは一番蜂蜜のニュアンスが多くありましたが、複雑味が多く、厚みもある。しかしフレッシュ感もあるすてきなシャンパンでした。日本にも限定ですが入荷予定です。


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