生産者業態 NM ネゴシアン・マニピュラン
生産者所在地 コート・デ・ブラン > ヴェルテュ村(プルミエ・クリュ)
栽培 サスティナブル、オーガニック認証
その他の特徴 家族経営
歴史 1859年設立
畑面積 自社畑200ha

女性当主による「女性的」「繊細さ」「気品」感じるシャンパーニュ

デュヴァル=ルロワはグループ企業に属さない六代続く家族経営の独立メーカーです。
モンターニュ・ド・ランス地区とコート・デ・ブラン地区に200haを誇るプルミエ・クリュ(一級畑)とグラン・クリュ(特級畑)を所有し、とりわけコート・デ・ブラン地区では最大級のプルミエ・クリュ所有者の一つとして知られています。

良質なブドウの豊富な供給元である利点は、ノンヴィンテージキュヴェのクオリティの高さと安定した質にも見て取ることができます。また、多くの畑は低農薬により育成され、一部の畑において有機栽培とビオディナミを実現しています。

ブリュット・レゼルヴはピノ・ノワール主体のキュヴェですが、切れのある酸味でフレッシュな軽快さが特徴です。ここにもデュヴァル=ルロワのエレガンスを示す「女性的」・「繊細さ」・「気品」の3つのキーワードが表現されています。

この3つのキーワードには現当主キャロル・デュヴァル=ルロワと、チーフ醸造家のサンドリーヌ・ロジェット=ジャルダンもまた女性である、ということも込められています。メゾンを代表する重要な地位を女性が占めているのもユニークなメゾンと言えます。

徹底した品質管理を目指し革新を続けるシャンパーニュ・メゾン

デュヴァル・ルロワ社の歴史は1859年までさかのぼります。シャンパーニュ商人であったアルマン・ルロワは、1855年に非公式に行われた最初のシャンパーニュ格付けを目にし、優れたシャンパーニュ造りにはブドウ栽培から醸造に至るまで、一貫した品質管理が欠かせないと気づきました。

そこで彼は、パートナーとなる醸造家を時間をかけて探し、自分の考えに賛同するデュヴァル家と共に1859年の収穫期に、シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区南のヴェルテュ(Vertus)にデュヴァル=ルロワを設立しました。

その後、デュヴァル=ルロワ家は各地区にまたがる日当たりのよい丘陵地の畑を買い増し続け、6代に渡りメゾンは継承されています。1991年からは現当主であるキャロル・デュヴァル=ルロワの指揮のもと、年間約180万本のシャンパーニュが世界50ヶ国に輸出されています。

デュヴァル=ルロワ社では収穫したブドウを新鮮な状態で圧搾するため、5ヶ所の村に16機の圧搾機を設置し徹底した品質管理を行っています。

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